スリランカでカレーと建物めぐり

学生時代、若いころの旅の恥は、かき捨て、でもやっぱり恥ずかしい笑える話

スリランカへ行く際は出国までに両替を

スリランカに旅行に行きました。結婚記念日の旅行だったので、夫婦で出かけました。時期は4月だったのですが、スリランカでは暑気にあたるようで非常に暑かったのを記憶しています。現地の方達も『今は本当に暑い』と言っていました。目的は、スリランカの国民的建築家ジェフリー・バワさんの建築を見に行くことです。国内各所にあるその建造物を見て回ることを第一の目的に、そして美味しいスリランカカレーを堪能することなども楽しみにしつつ旅行を計画しました。

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日本でツアーを契約する時に、すでに全てのものがパッケージになったツアーを契約しました。飛行機やホテルはもちろん、送迎や移動手段も全てお任せできるというものです。というのもスリランカではあまり英語が通じないという情報があり、私たちの方でももちろんシンハラ語は話せないので、そうであれば確実な移動手段を用意してから出かけた方が効率がいいだろうということになったのです。ツアーではジェフリー・バワさんの有名な建築物を10以上見学できた上、世界遺産であるシーギリヤ・ロックやゴールの街並みなどを見学することも出来ました。

食事に関しては、ホテルのレストランや観光客向けのところなどで頂くことがほとんどだったので、正直これは『おすまし』の料理で現地のものとは少し違うのだろうなという感想を持ちながら頂いていました。その全てが美味しく、素晴らしい料理ばかりでしたが(特にカレーなどスリランカ独自の料理)、一度は地元の方達がいく食堂や軽食屋などで食事をしてみたかったなとも思います。

ジェフリー・バワさんの建築はどれも素晴らしく、本当に訪れて良かったと感じさせてくれるものばかりでした。特に私が印象深かったのは2つあります。一つ目が、湖畔に立つホテル『ヘリタンス・カンダラマ』です。岩や壁面など自然と融合したそのホテルは、静寂感と開放感の絶妙なバランスが素晴らしい場所でした。お庭には猿が住んでいて、時にはお部屋のベランダにまでやってきます。犬や見たことのない鳥がいることもあります。そんな大自然の中で過ごす時間は非常に贅沢で、その空間を優雅に演出しているバワの建築やアート作品には非常に心癒されました。

2つ目は、そのバワ本人の自宅である『ルヌガンガ』です。小高いおかのようなところに建っているその邸宅は、彼の理想郷と言われていて大変美しい場所です。広大なお庭や点在するロッジなどをガーデンツアーで案内してもらい、そこでランチをするという体験は本当に何にも変えがたい素晴らしいものでした。

全てをエスコートしてもらえる優雅な旅だったので、特に怖かったことはなかったのですが、日本円を両替できるところが少なかったので注意が必要だなと思いました。空港や大きなホテルでは両替をすることが出来ますし、レートもそんなに悪くないのですが、そもそも日本円を扱ってくれるところが少し少なめな印象でした。両替できるところがあれば、迷わず多めに両替しておくことをおすすめします。もちろん日本で両替するのが一番便利で安全です。

また、自然と共に暮らす国なので虫類は多いです。苦手な方は虫除けや蚊取り線香などを持参した方がいいと思います。またスリランカは常夏の国なので、プールに入ってリラックスすることをおすすめしますが、塩素が強めな傾向があると感じました。肌が弱い方は注意が必要だと思いますし、目などに入らないようにゴーグルをしたり、潜ったりすることを避けるなどの工夫を取り入れるのは大切だと思います。

スリランカの人たちは皆親切でした。笑顔が可愛らしく、見ていて癒されるような穏やかな方が多かったです。そんな方達との交流は非常に心温まるものがあり、感動的でした。

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